こんにちは。2回目の登場。指導スタッフの早稲田大学教育学部2年の後藤依子です。
受験本番シーズンの到来ということで、私の受験の時のエピソードを少しだけ語ります。
【地歴・公民】選択の人!!!特に日本史選択の人!!
少しでも参考になれば幸いです。
私は早稲田第一志望で日本史選択。
滑り止めのセンター利用のためセンター試験は受けたのですが、何しろ最後に受けた12月の模試(確か代ゼミの記述)の日本史の偏差値が52。
春 から英語や国語に重点を置いて勉強してきて、この二つは着実に力がついてきていたのですが、その代わり【日本史は最後に集中的にやれば伸びるから夏からで いいや】→夏になって【まだ英語と国語の基礎が固まってないから秋からでいいや】→9月になって【11月からでいいや】と先延ばしにしていたため、直前に なってそのツケが回ってきました。
どうしよう・・・予備校のテキストを見つつ、一問一答で暗記を進めるものの、怖くて問題演習に手が出せませんでした。
そして、センター本番までに何とか一問一答で戦後までの全範囲を終わらせたものの、問題演習まで手が回せず、センター本番では67点という点数を取ってしまいました。
国立理系の人なら、地歴はこのくらい取れたら【まあ、このくらいで他の科目でカバーできるかな】くらいの点数ですが、私立文系でかつ早稲田志望の人にとって、この点数は低い方です。
実際、早稲田志望の周りの友達は地歴でほぼ満点に近い点数を取っていた人も割といました。
このままでは早稲田に、併願のマーチも危うい。
けどここで日本史のやったことない新しい問題集に手をつけても、1周もできず試験本番を迎えるだろう。
過去問もやらなければならない。
どうしよう!!!
センターの次の日、自己採点をして十分に凹んだ後、何とか残り1ヶ月で日本史を【何とか人並みの点数にするには】対策を考えました。
入試では満点を取らなくていい。合格最低点に何とか滑り込めばいい。
当たり前のことですが、どの教科も満点を取るくらいのラインに仕上げなくても、【得意科目で稼いで、苦手な科目は基本的な問題など、ミスが許されない問題でミスをせず、あとは足りない部分を他の教科でカバーする】戦法で合格は可能です。
そこで考えたのが【見ちゃえ見ちゃえ戦法】
用意するもの
・日本史の一連の流れをまとめたノートなど(なくてもよい。ただ、あると見やすい)
(学校の授業で配られたプリントでも、塾や予備校のテキストでも、山川の詳説日本史ノートでも、最勝王でも何でも構いません。自分の既にやったことのあるものを使いましょう。)
・一問一答
↑このうちのどちらか一つあれば十分です。
ただ、両方あるとベスト。
・過去問
やり方
・過去問をやる。しかし【解く】のではなくて、大体の答えの目星をつけて、ノートや一問一答で答えが載っていそうな箇所を探す。
例:対華二十一か条要求を出した時の内閣を答えよ。
という問題があったとします。
ただ、いわゆる難関大はこんなダイレクトには問題を聞いてきませんが。
正解は【第二次大隈重信内閣】
注意すべきなのは内閣総理大臣数回経験者という場合、ただ「大隈重信内閣」と答えては×です。第何次内閣かまで答えること。
普通に解いていて、内閣総理大臣は大隈重信・・・ここは分かる人は多いと思いますが、第何次内閣なのか忘れてしまった!ああ、どうしよう!自分もうだめだ・・・!
という風にならないで、分からない、またはやったことはあるけど忘れてしまったことを責めず、大人しくノートや一問一答で該当箇所を探しましょう。
「多分大正時代だな・・・お!第二次大隈重信内閣だ!」
と該当箇所から答えを見つける。
そんな具合で例え分からない問題があっても、考え込んだりせず、大人しく答えを見ましょう。
そして、その場で答えを覚えましょう。
ここで【なら、最初から解答を見て、それで覚えればいいじゃないか?】って思う方もいることでしょう。
しかしあくまで【今までやったノートや一問一答】から探すのがポイントです。
今までただやみくもに眺めていたノートや機械的に答えていた一問一答。
しかし、英単語の単語帳や一問一答における危険性として、【その順番で覚えてしまう】可能性が挙げられます。
「あ、この単語の次に来る単語はこれだ!だからこの単語の意味は○○だ!」と。
こうなった場合単語帳や一問一答をやっている時だけはその単語の意味や用語を答えられるけど、いざ問題に当たった時、答えられないことがあります。
それを防ぐ方法として、英単語なら2冊やったりしてそういう事態を避けることができますが、手っ取り早いのはその語句が出てきた時に単語帳を参照したり、日本史だったらノートで確認するといった作業です。
今までこつこつインプットしてきた情報がこんな風に問われるんだ!ということが分かると思います。
かつ、この【見ちゃえ見ちゃえ戦法】の最大のメリットは【少ない時間で多くの問題に触れることができる】という点です。
過去問を試験時間と同じ時間設定で解いたら、おそらく他の教科との兼ね合いから最大でも1日で1科目2年分くらいしか解けないと思います。
しかしこの【見ちゃえ見ちゃえ戦法】なら答えを【解く=考える】のではなく、【探す】ので時間がかかりません。
見ちゃえ見ちゃえ戦法で答えが探せなかったら、大人しく答えを見て、そこで覚えればいい。
このやり方で1日で5年分くらいの過去問にあたることができました。
これは選択科目が日本史以外の人にも十分応用できます。
かつ、ここからは入試本番を終えてからの諸注意です。
入試が終わると、大体大手の予備校はホームページなどに【解答速報】を掲載します。
解答速報が流れても、まだまだ入試の真っ最中。
ここで私が言いたいのは【自分が受ける入試全部の日程が終わるまで英語や国語の自己採点はしないでください】ということです。
その代わり【暗記科目は自己採点、そして復習してください】
文系の人なら地歴公民、理系の人なら理科です。
なぜかというと、【他の大学でもその問題が出ることが十分にありえる】からです。
さっきの問題を例としてA大の入試本番で「対華二十一か条要求時の内閣」の問題に答えられなかったとします。
そしてB大の入試本番でまた「対華二十一か条要求時の内閣」を答える問題にあたったとします。
ここでA大の入試が終わった後にちゃんと答え合わせをしていれば、「あ!A大の問題にもあった!第二次大隈重信内閣だ!」
と、答えられます。
というように暗記科目の場合、今年度の終わってしまった入試本番の問題も、次の本番に向けてのいい問題集として使えることです。
そして、最後の最後まで追い込みが可能ということです。
そして日本史の受験問題の傾向として、【その大学に関する歴史】を出題してくる大学が多く見受けられます。
例えば、早稲田大学だったら、創設者の大隈重信絡みの問題は勿論のこと、日本史において出題頻度が低い小野梓を出してきたり、前身の東京専門学校などを聞いてきたり。
法政大学なら建物の名前にもなっているボアソナード、同志社大学なら新島襄、東洋大学の前身の哲学館などなど。
実際私は「立教大学の創設者」(正解はウィリアムズですが)を答える問題が答えられず、このような経験から日本史選択の人は【受ける大学の創設者や前身の学校名や創設期の著名人】などに軽く目を通しておくだけでも2,3点アップが狙えます!
このような問題は普通の日本史の問題集ではカバーしきれない部分が多く、しかし知っておいて損のない情報です。
という、直前の選択科目(といっても日本史しか説明できませんでしたが)得点アップの簡単な方法を簡単に紹介しました。
って言ってもこの【見ちゃえ見ちゃえ戦法】は何も特別なテクニックでも何でもない、普通のやり方です。
では、最後まで邁進してください。
No Rain. No Rainbow.

